⼿⾜のむくみ

⼿⾜のむくみ

手足のむくみとは?

手足のむくみ

むくみのことを医学的には「浮腫(ふしゅ)」と言います。これは組織間隙に過剰な水分が貯留した状態のことで、様々な原因で起こります。軽度かつ一時的なむくみであれば心配ありませんが、急なむくみや関節痛・動悸など他の症状を伴うむくみは、何らかの病気が隠れている可能性があります。

箕面市・箕面萱野駅のながい内科循環器内科クリニックでは、循環器専門医が手足のむくみの原因を詳しく調べ、心不全をはじめとする循環器疾患の診断と治療を専門的に行っています。むくみでお困りの方は、お気軽に当院へご相談ください。

手足のむくみの原因

循環器疾患

心不全

心臓のポンプ機能が低下することで血液循環が悪くなり、体内に水分が貯留してむくみが生じます。足首から始まり、徐々に上に広がることが特徴です。

心臓弁膜症

心臓の弁に異常が起こり、ポンプ機能が低下する病気です。心臓が血液を正常に送り出せなくなり、その結果として手足に血液が溜まることでむくみが生じることがあります。

慢性静脈不全

足の静脈の血流が滞り、心臓に血液が戻りにくくなった状態です。大量の血液が足に溜まるので、慢性的なむくみを引き起こします。

下肢静脈瘤

足の静脈で血液の逆流が生じ、血液が溜まって瘤ができた状態です。下肢のむくみや重だるさ、痛み、かゆみなどが現れます。長時間の立位などで起こりやすく、特に女性に多く見られます。

静脈血栓閉塞症(エコノミークラス症候群)

足の静脈に血栓が形成される疾患で、片側の足が急激にむくみ、痛みや発赤などを伴います。飛行機内などでの長時間の座位によって起こりやすいことから「エコノミークラス症候群」とも呼ばれます。

甲状腺機能低下症(橋本病)

甲状腺ホルモンの不足により代謝が低下し、全身のむくみや疲労感などが生じます。男性よりも女性に多く見られます。

リンパ浮腫

リンパ管の閉塞や機能不全により、リンパ液が組織に貯留してむくみが生じます。手術後や感染症により発症することがあります。

腎疾患

腎不全

腎機能の低下により水分・塩分の排泄が困難になり、全身のむくみが生じます。顔面のむくみから始まることが多いです。

ネフローゼ症候群

タンパクの一種であるアルブミンが大量に尿に漏れ出てしまう病気です。アルブミンには血管の中に水分を引き込む作用がありますが、ネフローゼ症候群では血中のアルブミン濃度が低下し、血管外に水分が漏れ出てしまうため、全身に強いむくみが生じます。

その他の原因

薬剤性

カルシウム拮抗薬、ステロイド、NSAIDsなどの副作用としてむくみが生じることがあります。

肝硬変・肝不全

肝機能の低下により、血中タンパク濃度が低下することで全身のむくみが生じます。

栄養バランスの乱れ

特にタンパク質不足によって血中アルブミン濃度が低下することで、むくみが生じます。

生理・妊娠

生理前や妊娠中に起こるホルモンバランスの変化により、むくみが生じることがあります。

塩分の過剰摂取

塩分には水分を抱え込む性質があります。味の濃い食べ物の摂り過ぎで体が塩分過多になると、体に余計な水分が溜まってむくみやすくなります。

長時間の立位・座位

重力の影響により下肢に血液やリンパ液が貯留し、夕方に足のむくみが現れることがあります。

飲酒

アルコールには血管を拡張させる作用があります。血管内の水分が外に漏れ出てしまうため、むくみが起こります(飲み過ぎた日の翌日などに顕著です)。

手足のむくみの症状

典型的な症状

足首、脛、足背を指で押すとへこみが残る、靴下の跡が残る、夕方に足が重く感じる、靴がきつくなるなどの症状があります。随伴症状がなく、一晩寝て休むことで回復するようであれば、特に心配はありません。

随伴症状

息切れ、動悸、疲労感、体重増加、夜間の息苦しさ、咳、尿量減少などを伴うことがあります。この場合は何らかの疾患が考えられるので、早めに受診してください。

緊急性の高い症状

むくみとともに強い痛みがある場合や、激しい胸痛、呼吸困難などがある場合、四肢の変色(紫色、真っ赤など)などがある場合には、速やかに受診してください。状況によっては救急車の要請もご検討ください。

手足のむくみの検査

下肢血管超音波検査

超音波を使って足の動脈の状態を調べ、狭窄の程度や閉塞の有無を評価します。深部静脈血栓症や静脈不全によるむくみの検査として行います。

超音波検査(心エコー)

超音波を利用して心機能、弁膜症の有無、心房・心室の大きさなどを調べます。心不全をはじめとした心疾患の診断と、重症度評価のために行います。

心電図検査

不整脈、心筋異常、心肥大などの有無を調べ、心疾患によるむくみの可能性を評価します。

血液検査

BNP(心不全マーカー※)、腎機能、肝機能、血清アルブミン濃度などを測定し、むくみの原因を特定します。

(※)脳性ナトリウム利尿ペプチド、心臓に負荷がかかった際に分泌されるホルモン

胸部X線検査(レントゲン検査)

レントゲン撮影を行い、心拡大や肺うっ血、胸水の有無などを調べます。

尿検査

タンパク尿、血尿などを調べ、腎疾患の有無を評価します。

手足のむくみの治療

原因疾患の治療

循環器疾患、腎疾患、肝疾患、甲状腺疾患など、むくみの原因となる疾患があれば、それらの治療を優先します。

生活習慣の改善

一時的なむくみであれば、その原因となる生活習慣を改善します。食事内容が影響する場合は、塩分制限や水分管理、アルコールの制限などを行います。体からの塩分排出を促すカリウムを多く含む食品(※)を摂取するのも良いでしょう。

立ちっぱなし・座りっぱなしによるむくみの場合は、こまめな休憩とストレッチを心がけましょう。薬局などで販売されている医療用弾性ストッキングの使用も効果的です。

(※)果物(アボカドやバナナなど)、野菜類(ほうれん草や芽キャベツ、枝豆など)、海藻類、イモ類、豆類など

受診のタイミング

早期受診を推奨

  • 足首や脛のむくみが夕方に悪化し、朝になっても改善しない
  • むくみとともに軽い息切れや疲労感を感じる
  • 靴がきつくなったり、指輪が抜けにくくなったりする
  • 高血圧、糖尿病、腎疾患などの基礎疾患がある方でむくみが出現した
  • 利尿薬や心血管系の薬剤を服用中で新たにむくみが現れた
  • など

速やかな受診が必要

  • 急激な体重増加とともに全身のむくみが出現した
  • むくみとともに安静時の強い息切れや呼吸困難がある
  • おなかの張り、食欲不振、尿量減少を伴う全身のむくみ
  • 片側の手足のみの急激なむくみで痛みや発赤を伴う
  • むくみとともに意識障害、けいれん、高血圧を伴う
  • など

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