尿がにおう・臭い

尿がにおう・臭い

なぜ尿がにおう?

尿がにおう

健康な方の尿は淡い黄色で、わずかなアンモニア臭がある程度です。しかし、様々な要因によって尿のにおいが強くなったり、通常とは異なる不快なにおいを発したりすることがあります。脱水や飲食物の影響による一時的なものであればそれほど問題ありませんが、糖尿病や尿路感染症などが原因で尿のにおいに異常が生じているのかもしれません。

糖尿病専門医のいる箕面市・箕面萱野駅のながい内科循環器内科クリニックでは、尿のにおいの変化から様々な疾患を早期発見するためのサポートを行っています。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

尿がにおう原因

脱水

睡眠中や運動後、水分不足の状態では、尿量を少なくするホルモンの働きで尿量が減少します。しかし、この場合でも排出される老廃物の量は変わらないため、尿が濃縮されてにおい成分も濃くなります。朝一番の尿が特ににおいやすいのはこのためです。

飲食物・薬剤の影響

ニンニクやニラなどの食品や、香辛料、アルコール、コーヒーなど、尿に影響しやすいものを摂取することで尿のにおいが変化します。また、一部の薬剤やサプリメントも尿のにおいに影響を与えることがあります。

尿路感染症(膀胱炎など)

本来無菌である尿に細菌が侵入・繁殖すると、尿中の尿素が分解されてアンモニアが発生し、強い臭気を放ちます。

膀胱がん

がん細胞は壊れやすく、その組織が分解されると特有の腐敗臭が発生します。膀胱がんになると壊死した組織が尿に混じり、異臭を放つことがあります。

糖尿病

糖尿病によって高血糖状態が続くと、過剰な糖が尿中に排出されます。この際、甘酸っぱいにおいを放つケトン体という物質が尿中に混ざることで、尿から独特の甘い匂いがします。

糖尿病に関連する尿のにおいの特徴

甘酸っぱい匂い

糖尿病は、インスリンの不足や機能低下により、体内の細胞が血液中のブドウ糖(血糖)を十分に取り込めなくなる病気です。インスリンは血糖を細胞に取り込むための重要なホルモンで、その働きが低下すると利用されないブドウ糖が血液中に増加します。

重症の糖尿病になると、細胞はエネルギー不足を補うために体内の脂肪を分解しはじめ、その過程でケトン体という物質が生成されます。ケトン体は果実のような甘酸っぱいにおいがするので、これが尿中に混ざることで独特の甘いにおいがするようになります。特に糖尿病性ケトアシドーシスという緊急状態では、このにおいが強くなります。

強いアンモニア臭(尿路感染症)

長期の糖尿病は、膀胱の働きを司る神経にも障害を与えることがあります。その結果、尿が完全に排泄されなくなり、尿が膀胱内に残りやすくなります(残尿)。残った尿は細菌の繁殖を促進し、尿路感染症を起こしてアンモニア臭を強めることがあります。

その他の随伴症状

尿のにおいの変化と共に、以下のような症状が見られる場合は、糖尿病の可能性を考える必要があります。早めの受診をお勧めします。

尿が泡立つ

糖尿病が進行して腎機能が低下すると(糖尿病腎症)、本来排出されない蛋白質が尿に混入することがあります。これにより尿が異様に泡立つようになります。

尿量が増える(多尿)

高血糖状態では血液がドロドロになり、体は水分摂取を増やして血液を薄めようとします。その結果、水分摂取量に比例する形で尿量が増加します。

尿の回数が増える(頻尿)

高血糖により喉の渇きが生じ、水分摂取量が増えるため頻尿となります。また、糖尿病の進行で神経障害が起こると、膀胱の機能が低下して排尿コントロールが難しくなり尿の回数が増えます。

尿に血が混ざる

糖尿病によって腎臓の毛細血管が傷つくことで尿に血が混じることがあります。ごく微量であっても、尿検査で尿潜血陽性として検出されます。

尿のにおいの検査

尿検査

尿を採取し、尿中の赤血球、白血球、蛋白質、細菌、がん細胞などを調べます。簡便ながら多くの情報が得られるため、尿の異常が見られる際の基本的な検査です。

血液検査

採血を行い、腎機能や血糖値などを調べます。糖尿病や腎機能障害、炎症性疾患の診断のほか、脱水症状の有無なども調べられます。

腹部超音波検査

超音波を用いて腎臓、尿管、膀胱などの状態を観察します。結石やがんの有無、臓器の形態異常などを非侵襲的に確認できる体に優しい検査方法です。

尿のにおいの治療

糖尿病の治療(血糖コントロール)

尿のにおいの原因が糖尿病である場合は、改善のためには糖尿病の治療が必須です。生活習慣病の改善、また必要に応じた薬物療法で血糖コントロールを行います。尿から甘いにおいがする場合は重度の糖尿病である可能性が高いので、早めに受診してください。

原因疾患の治療

糖尿病以外の疾患が原因で尿のにおいの異常が生じている場合は、それぞれに応じた治療を行います。尿路感染症であれば抗生物質の投与を、膀胱がんであれば病期と悪性度に応じた治療を行います(※)。

(※)専門機関をご紹介します

受診のタイミング

早期受診を推奨

  • 甘いにおいがする…中等度以上の糖尿病の可能性
  • 尿の混濁や排尿痛を伴う…尿路感染症の可能性 など

速やかな受診が必要

  • 意識混濁や呼吸困難がある…糖尿病性ケトアシドーシスの可能性
  • 発熱を伴う場合…尿路感染症が重症化している可能性 など
ご予約・お問い合わせ 072-727-2121 検査や通院の予約 WEB予約 フォームから お問い合わせ
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